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不整脈、特に心房細動について

心臓は収縮と拡張を繰り返し全身に血液を送っていますが、その数は1日に約10万回に及びます。そしてその乱れが不整脈です。脈が乱れると、脳へ送る血流が不規則になるため症状としてはめまいや失神が出現し、心臓も自身に返ってくる血液量が不規則になるので心臓自身も負担が生じ動悸や胸痛として感じることがあります。

しかしひとことで不整脈と言ってもさまざまで緊急に対処が必要なものから放っておいてもいいものもあります。したがってどのタイプの不整脈が出現しているかを知ることは非常に大切なことです。

その中で心房細動は比較的よく見かける不整脈です。古典的には絶対性不整脈と呼び、脈がまったくバラバラで規則性はいっさいありません。その割にこの不整脈はあまり自覚症状がないことが多く、たまたま健康診断で発見される方もあります。またこの不整脈は心臓に形態的な異常を伴わなくても出現し、明らかな原因がないこともあります。そしてこの不整脈の一番の問題点は、脳梗塞(脳塞栓)を引き起こしてしまうことです。この不整脈がある程度つづくと心臓の中に血栓という血の固まりが生じ、それが心臓の拍出とともに脳に飛ばされ脳血管を閉塞させてしまいます。

 

したがってこの不整脈を見たら、心臓の中の血栓をエコーで確認しつつも、血栓が有ろうが無かろうが有る一定の条件のもとワーファリンという抗凝固剤(血液サラサラ薬)を服用しなければいけません。例えこの不整脈が一時的なものであっても脳梗塞の可能性が高い人は、ワーファリンという抗凝固剤(血液サラサラ薬)を服用しなければいけません。最近は、DOACという新しい抗凝固剤(血液サラサラ薬)も開発され実際に当院でも処方しております。しかしこの新しい抗凝固剤(血液サラサラ薬)の適応にない方にはワーファリンによる調整を行っております。ワーファリンはさまざまな要因で効果が変りますので、当院ではその効き目を示すPT(INR)という血液検査を院内で行いその結果をもって迅速に投与量の調整を行っています。

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