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・めまい、ふらつき、自律神経と不整脈

めまい、ふらつき、自律神経と不整脈

めまい、ふらつきなどを自覚したとき、まず脳梗塞を心配される方が多いでしょう。もちろんそれは正解で、脳の血流低下によるひとつの症状で、症状の改善が無い場合は頭部CTによる緊急検査などが必要になります。しかし脳の血流が低下する病態は脳の血管の狭窄閉塞だけが原因ではありません。脳に血流を送る心臓からの拍出量が減少した場合、同様のことが起こります。特に一過性に起こる場合、さまざまな心臓疾患が原因になりますが、その中で不整脈が原因となることも少なくありません。脈が不整になると(不整で無くても早すぎたり遅すぎたり)、正常な心臓のポンプ活動つまり心蔵の収縮拡張ができません。したがってこれらの症状のある方は脳の検査と同時に心臓の検査を行わなければなりません。

 

ところで一言で不整脈と言ってもピンからキリまであります。今すぐ緊急に対処が必要なものから放っておいてもいろいろあります。まずどのような不整脈が出現しているのかを知ることが大切です。また今の症状がある時に不整脈が一致して出現しているかを確認することが肝要です。
そのために通常の心電図検査では短時間の記録しか出来ないのでたまたま症状が出た時に検査できれば良いですが、必ずしもそういうわけにはいかないことが多いのが現状です。そのために長時間記録する心電図が必要になります。当院では胸部にシールを張り24時間記録できるホルター心電図を用いて不整脈の診断や抗不整脈薬の治療効果をみています。24時間検査ですが、その間の行動は自由でお風呂にも入っていただけます。いつものように(むしろいつも以上の活動的な)生活をしていただき、その時の心臓の状態を監視するものです。

 

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そしてもともと脈拍と言うものは、攻撃型の交感神経/抑制型の副交感神経の自律神経でコントロールされていますので、24時間の脈拍の変化を解析することで本来評価の困難であった自律神経の活動を調べることが可能になります。そして自律神経の調節障害によるさまざまな疾患の解決の糸口にもなります。

 

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