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血糖値が高いと言われたら

糖尿病とは、血液中に糖分が多くなった状態です。通常食事で摂取した炭水化物は糖にまで消化分解され、腸から吸収され血液の中に入ります。その後、一旦肝臓に蓄えられますが、通常はそこから筋肉細胞などでエネルギー源として利用されます。しかし、糖尿病の方は、自らの膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが少なかったり効き目が悪いためにその利用が十分行われず血液中に余ってしまう状態になっています。

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血液中の糖分の値いわゆる血糖値は食事からの時間経過で大きく変動します。糖尿病の診断のためには詳細な診断基準があり、疑いがある時は糖負荷試験なども行いますが、おおまかに言って、空腹時血糖値では110㎎/dl以下、食後では140㎎/dlを超えない方が良いでしょう。

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血糖値は食事をはじめ様々な要因で大きく変動しますので、糖尿病の診断やその程度を知るのに血糖値だけでは不十分です。したがってその場合、血糖値だけではなく糖によって障害された赤血球であるHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)を測定します。糖に比べ赤血球の寿命は長いので、長期間(約1か月間)の血糖値の変動を知ることができます。

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 またそれに従い糖尿病の治療目標は、以下のように決まっています。

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 当院ではHbA1c検査を院内で迅速検査として行い、この数値目標に従って、治療方針をその場で決めています。

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一方、糖は赤血球を障害するだけでなく、それが通過する血管も障害します。過剰な糖が血管壁は糖化し変性させます。

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そして血管は全身にあるので、糖尿病によって全身の血管が障害され様々な全身の合併症が出現してきます。

私たちは、血糖値のコントロールだけではなく合併症の検査と治療も合わせて行い、総合的に診療しています。

糖尿病の治療の基本は食事療法です。薬物療法を行っている方でも、食事療法は必ず平行して行う必要があります。そのため当院の常勤の管理栄養士が、1回きりの栄養の講義ではなく、日々の食事ついて継続した栄養相談を行っております。管理栄養士とともに、ガマンするだけではない、継続可能なまた健康的な糖尿病の食事を楽しんでいただきたいと思っています。

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