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血管の病気とは

血管には動脈と静脈の2種類があります

血液が流れる血管は全身に張り巡らされており、心臓から出ていく動脈と心臓に返ってくる静脈の2種類があります。
水道に例えると、動脈酸素と栄養を含んだ上水道静脈は老廃物を運ぶ下水道に相当します。

静脈動脈.png

 

 

それぞれの特徴ゆえ、血管にはさまざまな疾患が起こります

血管.jpg

動脈は静脈に比べて血液の流れが速いために血管壁には常に高い圧力がかかっています。一方、静脈の流れはゆっくりで圧力も低いのですが、その分、血栓(血の塊)を作りやすい傾向にあります。
そして、そのそれぞれの特徴ゆえ、血管にはさまざまな疾患が起こります。

 

動脈の病気とは

動脈の高い圧力のせいで

動脈は、速い血流と高い圧力に耐えられるように、その血管壁はもともと厚くなっています。しかし過度の高血圧によって突然血管壁が破れることがあり、しばしば致命的な結果をたどることになります。
 

脳出血.jpg

したがって、血圧のコントロールが最も重要になります。 

 

動脈硬化進展.jpg


 さらに高血圧は、動脈に慢性的な変化を及ぼします。
長期間にわたり、動脈血管壁に高い圧力がかけられつづけると、さらに血管壁が厚くなり、硬くなっていきます(動脈硬化)

そして高コレステロール血症や糖尿病があれば、それはより加速的に悪化していきます。

 

動脈硬化の末に

動脈硬化の悪化によって、血管は閉塞し、脳であれば脳梗塞、心臓なら心筋梗塞を引き起こします。
             動脈硬化悪化と疾患.jpg


 

動脈硬化の検査

当院では、このような脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を未然に防ぐために、生活習慣病のある方には、下記の動脈硬化の検査を行い、それぞれの目標値を設定し治療方針を決定しております。 

頸動脈エコー

頸動脈エコー

首にある太い血管を超音波で確認します。
悪玉コレステロール沈着による血管の閉塞度が
わかります。この血管の様子が、脳や心臓の
血管の状態を反映している
と言われています。

脈波図

<脈波図>

腕と足の血圧を比較することで足の血管の閉塞度、
血管の硬さ(血管年齢)がわかります。
 

静脈の病気とは

静脈のゆっくりした流れのせいで

静脈の流れは、ゆっくりで圧力も低く動脈の20分の1くらいです。血液は停滞すると固まるという特徴がありますので、静脈には血栓(血の塊)が出来やすい傾向にあります。特に足の静脈は、重力に抵抗しながら胸にある心臓まで戻らなければいけないので、その血液は停滞しがちで足の表面の静脈は拡張しコブを形成し、足の浮腫みの原因となります。これが下肢静脈瘤です。

 

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当院では、医療用の弾力ストッキングを用いた治療を行っています

一方、足の中央をさかのぼる深部静脈(本幹)には、血栓という血の塊ができやすく、それが血流に乗り、肺の血管に詰まり、致命的な肺塞栓症の原因となることが知られています。これがいわゆるエコノミー症候群で、長時間同じ姿勢になっていることが大きな原因ですが、生活習慣病や服用薬によって起こることも多く、可能性の高い方には積極的に検査し、医療用の弾力ストッキングを着用していただくように勧めています。

 

静脈と肺塞栓.jpg

 

静脈の検査

動脈と同じようにエコーにて血栓の有無、血管の拡張ぐあいを直接観察できます